【近畿の魅力発信Vol. 89 兵庫県西宮市】

今回は、兵庫県西宮市をご紹介します。
西宮市は、「清酒」を名産とする地域です。「清酒」が名産となった背景としては、「宮水」と呼ばれる湧水の存在が欠かせません。西宮神社の南東側一帯から湧出する水のことを「宮水」といい、お酒造りにて適するミネラル成分と塩分を多く含む中硬水です。西宮市には、この水を用いて清酒を製造する酒蔵が多数存在し、「酒蔵通り」という名称の通り沿いに「白鷹」「日本盛」「松竹梅」「大関」という4社が立ち並びます。

このように西宮市は、清酒の名産地であるとの印象を強く与える地域なのですが、この酒蔵地帯から少しだけ足をのばして指定文化財「史跡西宮砲台」を訪ねてみました。「西宮砲台」は、海に隣接する香櫨園浜にある、江戸時代末期に築造された砲台跡です。高さが12m、周囲が53mもあり、子供たちが遊ぶ御前浜公園の浜辺に、その周辺の環境とは全く異質の存在感を放っていました。幕末のころに、黒船の来襲に備えるために勝海舟の提案により作られたとされたものだそうですが、実際には使用されることがなかったそうです。この無骨なコンクリートの塊は、もちろん現在において使用される予定がないものの、周囲とは隔絶された不気味な雰囲気を醸し出していました。

たくさんの魅力ある西宮市ですが、近年における急激な人口増加、ライフスタイルの多様化に伴い、市民のニーズが多様化・複雑化する傾向がみられ、経営資源の有効活用が課題となっています。そして、酒蔵や史跡・神社仏閣等の観光資源を大いに活用し、観光客を誘致することもまた、課題のひとつでもあります。

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