【近畿の魅力発信Vol.177 大阪府泉大津市】

【近畿の魅力発信Vol.177 大阪府泉大津市】

~弥生時代中期の環濠集落 池上曽根遺跡~

 

 

泉大津市は大阪府泉北地域に位置し、和泉国の国府の外港(国津)であったことに由来して名付けられました。

 

今日は、お隣の和泉市池上町にもまたがる、弥生時代中期の環濠集落遺跡である「池上曽根遺跡を訪問してまいりました。

 

集落の中心部分には大きな環濠がはりめぐらされており、その広さは環濠部分を中心にして南北1.5キロメートル、東西0.6キロメートル、60万平方メートル!

1976年には国の史跡に指定されました。

まず目を引くのが、こちら!

1995年に発見された大型建物は国内最大級の規模を誇るものであり、池上曽根遺跡が各地に点在する弥生時代の集落遺跡とは一線を画した大規模集落であったことを示しています。現在、発見された大型建物は「いずみの高殿」という名のもと、発見された場所にこのように復元されています。

「いずみの高殿」は内部に入ることができ、建物の構造や部材を間近に見られます。

遺跡の中心部は、祭祀をとりおこなう「まつりの場」と生産をになう工房跡が複数見つかった「生産の場」に大別されていたといいます。「いずみの高殿」が位置するのは祭祀の区画で、その周辺には、祭祀とかかわる施設がいくつか残されています。

 

そして、ここにも台風の爪痕が。

復元にはおそらく、また多くの人力と莫大な費用がかかることになることと思われます。

弥生時代にも、台風はあったのでしょうか。ふと、そんなことを思いました。

 

公園に併設されている「弥生情報館」にも立ち寄ってみました。

可愛らしいフォトスポット発見!この日もちびっこが撮影していましたよ。

 

中に、とても興味深いものをみつけました。

こちらは、2001年に当時の(社)和泉青年会議所が作成した、タイムカプセル!

21世紀、新しい時代の幕開けに池上曽根遺跡跡公園にて「歴史と文化の伝承」をテーマに、社団法人和泉青年会議所は「思い出・記念の場所」として、次世代の子どもたちに最高の贈り物をします。中国の石を使用し、弥生時代の彫刻を入れた、子どもたちの夢と希望と思い出が詰まった、タイムカプセルです。

…と、石碑には記されています。

 

2001年5月5日に封印されたタイムカプセルは、10年後、2011年5月5日に開封されました。

素晴らしい記念事業ですね!

同じ志をもつ同志として、先輩方の偉業をとても誇らしく拝見させていただきました。

こちらの弥生情報館のスタッフの方にお願いすれば、史跡公園の案内もしていただけるようです。

もっと深く知りたい方は、ぜひ!お声掛けください。

隣接されている「大阪府立弥生文化博物館」では、池上曽根遺跡から出土した埋蔵文化財も多数収蔵・展示されています。公園を訪れる際には、こちらにも是非足をお運びください。

また、遺跡を挟んで、文化博物館の反対側には、「池上曽根弥生学習館」もあります。こちらは、弥生時代に関する様々な物事を学べる学習施設となっており、勾玉づくり体験や弥生時代の笛、ブレスレット、コースターを作る体験教室はいつでも体験することができます。予約をすれば土器や土笛、ガラス玉を作ることもできるそうです(ガラス玉は中学生以上)。親子で訪れてみるのも楽しそうですね。

 

泉大津市には、池上曽根遺跡の他、大園遺跡、森遺跡、牛滝塚など古くからの街道や集落、史跡などの歴史資源が豊富にあります。また、街道沿いには、風情あるまちなみが残されており、こういった資源の保全・活用をさらに推し進め、観光客へのPRを推進していく必要があると考えます。

 

 

池上曽根遺跡公園

大阪府泉大津市曽根町、和泉市池上町ほか

 

大阪府立弥生文化博物館

大阪府和泉市池上町4丁目8−27

0725-46-2162

営業時間:9時30分~17時

休館日:月曜日

入館料:一般 310円/65歳以上・高大生 210円/中学生以下 無料

※20名様以上の団体は団体割引料金

 

池上曽根弥生学習館

大阪府泉大津市千原町2-12-45

0725-20-1841

営業時間:10時~17時

休館日:月曜日

入館料:無料(体験学習は実費です)