【近畿の魅力発信Vol.195 大阪府豊能郡能勢町】

【近畿の魅力発信Vol.195 大阪府豊能郡能勢町】

~本瀧寺とほんたき山のカフェ~

 

能勢町は、大阪府最北端に位置するまちで、「大阪の軽井沢」「大阪の北海道」「大阪のチベット」と表現されるとおり、まち内全域が標高200m(天王地区は500m)地帯で、大阪市内とは常時5~6℃の気温差があります。夏は涼しいものの、冬は氷点下まで冷え込むことも珍しくありません。

 

本日は、妙見信仰の山「妙見山」(標高660m)の中腹にある「本瀧寺」、そしてなかなかめずらしい!?お寺にあるカフェ「ほんたき山のカフェ」をご紹介いたします。

妙見口方面より、トンネルを抜けて野間峠をすすみ、「本瀧寺」のこの看板を見つけたら、大きくUターンを切る格好で、参道入口へ!

「本瀧」と書かれた大鳥居をくぐります。駐車場はこの鳥居を抜けた先にあります。

公共交通機関でお参りの際には、妙見口バス停、もしくは余野バス停までお迎えのマイクロバスも出していただけるそうですが、予約が必要な場合もあるので、事前にお寺へ確認、お問い合わせをおススメします。

本殿 大空殿への鳥居。

本来、上の駐車場も利用できるのですが、折からの台風被害により、本日はここからは徒歩で向かいます。

「南無妙法蓮華経」ののぼりが風にはためく中、本堂への石段がお出迎え。

階段横はスロープになっており、手摺も付いているので、ベビーカーでも安心ですね。

階段手前、左手奥には、「当山略歴」の石板も設置されていました。

昭和八年十二月に完成した能勢妙見山 本瀧寺の本堂は行基菩薩の建てられた「爲楽山大空寺」にちなみ、「大空殿」と名付けられています。

本堂のお向かいには、能勢の本瀧があるのですが、ここも台風の被害を受け、ブルーシートでおおわれていました。

奥に見える一筋の水が、能勢の本瀧です。青銅の龍の口から、湧水が落下しているのですが、ご覧のとおり、十三仏塔も倒壊して危険な状態のため、これ以上近づくこともできません。一日も早く復旧されますように…。

「ほんたき山のカフェ」へ向かう道中には、宝塔群。観音様もおられます。

 

カフェに到着!

店主:ナオトさんがほっこりする笑顔でお出迎えしてくださいます。

もともとは、神戸でパティシエとして活躍されていたナオトさん。自慢のスイーツにも惹かれます。どれもお手頃価格!

 

今回は、名物・薬膳カレーをいただきました!

お寺ということもあって、カレーには動物性の素材は一切使わず、6種の薬膳スパイスに投入を加え、さらにはグルテンフリーとのこと。なんともヘルシー!

ごはんに刻み込まれている菜っ葉の正体は、なんと宇治茶!その茶飯を炊くのにも、この本瀧の湧水を使っているそうです。茶飯の上のクロスは、湯葉です。

優しいお味の中に、しっかりとスパイスが効いていて、食べ終わった後もからだの芯からほかほかした余韻を感じるのも、薬膳パワーのなせる業でしょうか。

食後には、「ハーレー和尚のお気に入り」という、バラッカティーをいただきました。赤ブドウとオレンジのフレーバーと、ほんのりワイン色の紅茶でほっこり。

 

ハーレー和尚こと住職さんが「お越しになられた皆様にお寺で素敵な眺望をゆったりと楽しんでもらいたい」との思いで、この「ほんたき山のカフェ」をオープンされたといいます。

 

珈琲党の方は、本瀧の湧水を使ったひきたて珈琲をどうぞ。

絶景が楽しめるオープンテラス席と、無垢木材が香る素敵な空間の室内席。

カフェのオープンは、月曜日と土日祝日のみです。

 

大阪府最北部にある能勢町は、府内でもめずらしい自然豊かな農村地域であり、大都市からも近い場所で農村体験が可能な場所です。しかしながら、少子高齢化・若者層の流出といった人口減少が非常に深刻な課題となっており、平成27年度には5つの小学校と2つの中学校が、同じ敷地の1小学校1中学校に統廃合されました。また、消滅可能性都市としても、全国ワースト24位となっています。

豊かな自然と農村を活かした「地産地消」、地元での農産物の加工・流通・販売の6次産業化を介した「交流ツーリズム」を推し進めることで、まずは周辺都市との交流人口を増やし、能勢の魅力をどんどん発信していくことが、今後の課題解消の肝となりそうです。

 

 

本瀧寺

大阪府豊能郡能勢町野間中718

072-737-0008

 

ほんたき山のカフェ

080-6234-9069

営業日:月曜日、土日祝日 9:00~17:00