【近畿の魅力発信Vol.156 奈良県磯城郡三宅町】

【近畿の魅力発信Vol.156 奈良県磯城郡三宅町】

~サトイモ焼酎でまちおこし!~

 

 

三宅町は、面積4.07平方キロメートル、人口7,000人余りの県内で最も狭い市町村です。(全国でも2番目に小さい)古代の大和国城下郡三宅郷の地であり、倭(やまと)屯倉に比定されます。旧三宅村を中心とする微高地上に倭国造家の墳墓と見られる三宅古墳群が所在し、三宅町石見、但馬などまちの周辺には旧国名地名が多くみられるのも特徴です。

 

三宅町には米以外に「特産」といえるような農産物がなかったことから、新たな特産品づくりでまちを活性化しようと、平成26年に特産品振興協議会を立ち上げ、初の特産品づくりの取り組みをスタートさせました。農家や関係機関にアンケートと面談を実施し、特産品になる可能性がある品物を調査した結果、農地のほとんどが水田という町の土壌でも、安定的な栽培が可能なサトイモが候補に浮上したといいます。

 

これを受け県農業研究開発センターなどの協力で、6品種・系統のサトイモを試験栽培し、風味や粘りけなどの品質と収穫状況を総合評価。約30年前から町農業委員の畑で栽培されている「土垂(どだれ)」と呼ばれるサトイモが最も優れていることがわかり、平成27・28年に講習会を開いて町内の農家にその種イモを配布し、普及をはかっています。

 

昨年は500キロ以上の収穫があり、今年も先月27日に約50人に種イモを配ったほか、町外のイベントでは「屯倉鍋(みやけなべ)」の材料として使い、PRしています。

 

また、本年は、「地方創生推進交付金事業」として、三宅町の農業振興を図るためのフードフェスティバルを行い、ゲストにギャル曽根さんをお呼びして特産品育成品目(金ゴマ、サトイモ)等の紹介や普及、金ゴマ、サトイモを使った三宅町の新たな名物メニューをコンテストで選ぶ「フードコンテスト」を開催しました。

さらに三宅町の地元産食材等を使ったメニューをご提供する飲食10ブース、物販4ブースも出展され、おおいに盛り上がりました。

 

さらにサトイモを原料に付加価値のある加工品をつくることも検討し、奈良市の八木酒造の協力で、サトイモ焼酎の醸造を進めていました。

こうして完成したのが、サトイモ焼酎「屯倉」です!

名称、ラベルデザインともに、市民からアイデアを公募。奈良県農林部、JAならけん、三宅町商工会、酒造業者等が審査員となり、試作品が完成いたしました。

 

サトイモをつかってのまちおこし。

住民あげての取り組みが、功を奏するといいですね。

サトイモ焼酎が実際に商品化される日が、待ち遠しいです。

 

 

三宅町役場 まちづくり推進部 産業管理課

奈良県磯城郡三宅町大字伴堂689番地

0745-44-2001