【近畿の魅力発信Vol.162 奈良県高市郡高取町】

【近畿の魅力発信Vol.162 奈良県高市郡高取町】

~飛鳥時代からつづく、健幸とくすりのまち~

 

 

高取町は、飛鳥の南に位置するまちで、町内にも古墳が多数見られます。また、飛鳥から吉野や紀伊に通じる道の途上にあたる位置でもあります。

 

この地は、豊かな自然に恵まれ薬となる動植物類が、豊富であったようです。また当時、中国から医薬術や薬の効用を伝え聞くとともに、秘伝の処方との合薬により家伝薬がつくられ、修験者によって大和の薬が、全国に広められたのが、大和売薬の興りとなりました。

江戸時代に入り高取城植村藩主が、江戸参勤の際、他の藩主に薬を贈り全国の販路拡大に貢献いたしました。そして江戸中期頃から奉行の許可を得て置き薬として各地を行商して歩くようになり、この置き薬が、現代の配置販売の始まりです。

 

明治を迎えると、高取地域の狭い土地に合った薬種業が急速に発展し、くすりを得意先に預け置き、次回訪問の時に使用した分だけ代金をいただく「先用後売」という独特な商法を用いた行商が行われるようになりました。

大正期には、高取薬業会が設立され、県の重要産業に指定され、製薬業、配置販売業が活況を呈するほど成長を遂げました。

 

その歴史を垣間見れるのが、くすりの町「たかとり」を感じさせるアミューズメントとして、開館した「くすりの資料館」です。