【近畿の魅力発信Vol.032滋賀県野洲市】

【近畿の魅力発信Vol.032滋賀県野洲市】

「おいでやす(野洲)」こと野洲市は滋賀県南部の湖南地域にあり、比較的温暖で雨量が少なく住み易いところです。中心的な産業は米作を中心とした農業で、時代に即応した米作りや果物、野菜などのブランド化ならびに新商品の開発に力を注いでいます。また、㈱村田製作所をはじめ、電気機械器具製造などの工業も盛んで、地域の活力を生む源泉として成長が期待されています。
このような野洲市の魅力の一つとして、今回は「銅鐸博物館(野洲市歴史民俗博物館)」と「蓼めん」をご紹介します。

野洲市は全国でも珍しく、「銅鐸」が24個も出た場所として有名ですが、この「銅鐸」の歴史や特徴、作り方までを実際に出てきた史料を見ながら学ぶことができる場所が「銅鐸博物館(野洲市歴史民俗博物館)」です。
銅鐸博物館へは、野洲駅からバスで10分程度のところですので、気軽に行ける距離でした。

入り口に入ってすぐのところには金色の銅鐸がお出迎えをしてくれます。
ここでは、当時の衣装や装飾品を付けて記念撮影が出来ました。

「銅鐸を鳴らしてみよう」のコーナーでは実際に銅鐸を鳴らすことも出来ました。
いい音です。

博物館近くの大岩山古墳からは日本最大の銅鐸が発見されており、かなりの大きさに圧倒されました。ちなみにすぐ近くに最少の銅鐸の展示がありました。
「銅鐸」は教科書などで見たことはあっても、どのような目的でどのように使っていたのかを答えられる方は少ないのではないでしょうか。
それもそのはず、用途については未だに明確には分かっていない謎多きものなのです。
鐘のように見えるので音を出して何かを知らせるものなのか、楽器のようにも見えるので娯楽のために使うのか、装飾がキレイなので美術品のように眺めるものなのか・・・。
一説には元々は音を鳴らして「聞くもの」「知らせるもの」として使っていたものの、後に豊作を願って「拝むもの」に変化を遂げたという見解があり、そのため、時代を経るごとに装飾が派手になっていったと考えられております。その他にも魔よけのために地中に埋めていたなど、深く調べるほどわくわくしてくるではありませんか。
残念ながら、展示室内は撮影禁止とのこと・・・是非皆さんの目で体験してください。

敷地内には土器や埴輪、まが玉、手形などの陶芸品を作る体験施設もありました。
製作中はこのように真剣な表情になります。
皆さんも是非体験してみてください。

野洲市には、米やしょうゆなど美味しい作物はあるけど、お土産にできる名物が少ない・・・。
そんな問題に立ち上がったのが地元でそれぞれ商売をしている女性4人のチーム、その名も『笑COっ娘CLUB』(えこっこくらぶ)です。皆さんお子さんがいて主婦としても活躍されているとのことです。
「街の活性化のために名物を作りたい!それも身体によいものを!そしてすぐに食べることができるものを!」と考えていた時に、野洲市内でも自生している「蓼(たで)」を使って何かできないかと考え、これを麺に入れたらどうかと思い付いたそうです。
すぐに食べることができるように、細い麺にしてお湯をかけるだけにしたいとの思いからそうめんに練りこむことにし、また、子供でも安心して食べられるようにオーガニック素材にこだわりたいと考えたとのことですが、そこからが大変。
粉をそのまま練りこむとそうめんのように細くする際に切れてしまうという問題が生じました。蓼を自分で栽培までしながら、1年以上かけて弛まぬ努力をした結果、ミキサーで液体の状態にしてから練りこむことによって途中で切れない麺を開発したようです。
(これってどんな素材にも応用できる凄い技術では!?とドキドキしながら聞いておりました。)
このようにしてついに完成したのが、この「蓼めん」です!

お店では蓼を使ったうどんもあるとのことでしたので、「蓼めん」はお土産に購入し、「蓼うどん」を食べてみました。
うどんの良さであるコシのある麺でしたが、そばのように香りが強く、そして程よくピリッとした味がとてもおいしかったです(店長の腕なのか、蓼のお陰かは分かりませんが、ダシも素晴らしい!!)。ごちそうさまでした。

このように魅力のある街、野洲市ですが、まだまだ名物が足りないとのことです。そして、「蓼めん」のような名産品となりそうなものを作ってもうまく市外、県外に発信する手段と時間(本業を持っている方ばかりなので、PRに時間が取れないとのことでした。)が確保できていないという点が課題とのことです。

公益社団法人日本青年会議所近畿地区協議会持続可能な近畿確立委員会は新たな経済循環のビジネスモデルを確立するために運動しています。地域の魅力と課題の発信、そしてそれを解決するため、市町村の枠を超えた地域の魅力同士のマッチングやコラボレーションの提案を目指しています。6月末までマッチング・コラボレーション先の募集をし、7月以降は実際にマッチング・コラボレーションし、課題を解決・ビジネスモデルを確立した例をご紹介していきます。